冬晴れの干潟。突然、十数羽のハマシギが一斉に飛び立った。その瞬間、右手からハヤブサが海上1メートルの高さで直球を投げたように飛んでいった。獲物を脚にしっかりとつかみ、流木に止まった。ハヤブサは獲物を脚で押さえ、くちばしで肉を引きちぎって食べて、約30分で陸地へ飛び去った。流木の下にヒヨドリの羽毛とくちばしが落ちていて、余すところなく食べつくしていた(しいむじな17冬号)。
ハヤブサはどうやって、このヒヨドリを捕らえたのか? オオタカは脚を突き出し、獲物をつかんで捕らえると聞いていた。また、戦後まもなく、長野県の菅平高原で猟師がイヌワシを捕獲しリュックに入れ背負ったところ、ワシが爪を立てリュックの厚い布を突き抜け背中に傷を負ったという。この話を聞いて、流木のハヤブサもヒヨドリを脚で強力につかみ捕らえたと...
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